こんにちは!役立つかもしれないVPNの知識や情報を発信しているひろもちです。
中国は情報統制が厳しいことで有名で、日本でお馴染みのLINEやYouTubeが利用できません。
その代わりに、中国国内ではオリジナルのアプリやサービスが提供されています。
でもやっぱり、旅行や出張、留学で中国に行く際にLINEが使えないのは困るね…。
でも大丈夫です。今回、私が中国で簡単にLINEを使う方法をご紹介しちゃいます!
中国に行く予定がある方は、ぜひ最後までご覧くださいね!
中国でLINEが使えない理由は国の政策
まずは、なぜ中国ではLINEを使うことができないのか、詳細に解説しましょう。
結論としては、国が打ち出す政策による影響なんです。
実は、中国以外にも国独自の政策でインターネット利用を制限している国は存在します。
代表的な例としては「ロシア」とか「北朝鮮」が挙げられますね
もちろん、各国でネット規制の政策理由や具体的にどんなことをしているかは異なります。
では、中国が行っているインターネット規制や情報統制とはどのようなものなのか。ご紹介します。
グレートファイアウォールによる情報統制
中国において、大規模なインターネット規制を可能にしているシステムがあります。
それが、グレートファイアウォール(Great Fire Wall)、別名「金盾」と呼ばれるシステムです。
政府は、このシステムを用いて国内のインターネット検閲を行っており、アクセスできるサイトやサービス、アプリなどに規制をかけています。
強烈な名前だし、実際に機能もいかついですね(笑)
ではなぜ、中国がこのような大規模な政策を行っているのか、それは以下の理由が考えられます。
- 中国政府に対する否定的な記事の排除
- 国内のIT市場の拡大
- 中国独自のSNSやアプリの提供・発展
ここまでするのか中国!?って感じですよね。
グレートファイアウォールの規制は極めて厳格に行われており、インターネット上での動向は常に監視されています。
このような背景から、中国国内でのデータ通信やWi-Fiを利用したLINEなどの他国サービスの利用が制限されているのです。
しかし、香港とマカオの2カ国は、中国圏ではありますが、「特別行政区域」として認定されており、グレートファイアウォールの影響を受けない地域となっています。
日本でお馴染みのサービスが使えない
中国の情報統制が大規模であることを解説しましたが、一体どのレベルか気になりませんか?
簡単にまとめましたので、チェックしていきましょう。
- LINE
- Googleサービス
- Yahoo!検索
- X(旧Twitter)
- YouTube
- 動画視聴サービス(Netflixなど)
- Amazon…etc
上記はあくまで一部であり、他にもたくさんのサイトやサービス、アプリが規制されています。
日本人からすれば、日常生活に欠かせないものばかりなので、初耳の人は驚きですよね。
中国へ渡航する機会がある時は、現地で困らないように利用可能なものと利用不可能なものを把握してから出発した方が良さそうです。
代わりのサービスやアプリが提供されている
前項でご紹介した「中国で使えないアプリ・サービス・サイト」を初めて聞いた際、私は単純にどんな方法で連絡したり、どんな娯楽を楽しんでいるのだろうと感じました。
それについてお答えすると、中国は自国のサービスの発展を進めているんです。
知ってる人も多いでしょうが、中国は近年、IT産業の発展が著しく、国内独自のサービスを提供しています。
では、どのようなものが提供されているのか、中国で利用されているサービスの一部をご紹介します。
日本で使われるサービス・アプリ | 中国で使われるサービス・アプリ |
---|---|
LINE | |
Google検索 Googleマップ Google翻訳 | 百度 百度地図 百度翻訳 ※百度=バイドゥ |
X(旧Twitter) | |
YouTubeやNetflixなどの動画視聴サービス | bilibili YOUKU TikTok |
Yahoo!知恵袋 | 知乎 |
中国では、上記のアプリが日本でよく使われるサービスやアプリの代替となっています。
これらのサービスは中国語表記がほとんどですが、日本でもアクセス可能です。
そのため、中国に出張や留学で長期滞在する方の中には、日本の家族や友人との連絡手段にLINEではなく「Wechat」を利用する人もいます。
ちなみに、LINEが主な連絡手段なのは日本くらいで、他国ではそれぞれ違ったサービスが主流になっていることがほとんどです。
それでもやっぱり、LINEが使えないのは不便に感じる…だろうと思って!!
その解決策を次の章で解説しちゃいます!タイトルにもある通り、あのサービスが有効ですよ!
他にも制限されているサービスはあるよ!
VPNを使えば中国でもLINEが使えるよ
情報統制の厳しい中国でLINEを使うには、VPNが最も有効な手段です。
VPNは、世界的に普及しているサービスで、日本でも個人だけでなく企業も利用しているのですが…、
「なるほど、あのVPNか!」ってなる人は少ないんじゃないでしょうか。
確かにいきなりVPNがおすすめと言われても説得力ゼロだと思うので、ここでVPNについて解説します。
上記の項目にまとめていますので読み進めてくださいね。
VPNとは仮想アクセス経路を作るツール
まずは、VPNの機能について解説します。
VPNとは、Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)の略称で、日本語では「仮想通信回線」や「仮想通信網」と呼びます。
この「仮想」というのが、VPNの機能の特徴なんです。
本来、インターネットにアクセスする際は全ての機器にIPアドレスという識別番号が割り当てられます。
ユーザーの所在地が分かる識別番号のことで、所在地によってIPアドレスは変更される。
IPアドレスにはいくつか種類があり、その中の「グローバルIPアドレス」がこれに該当する。
中国では、このIPアドレスをネット検閲に利用しており、外部サイトへのアクセスを遮断するのに活用しています。
そこで!他国のサーバーに接続して仮想のアクセス経路を生成するVPNの機能が有効になるのです。
簡単に言えば、”中国にいながらもインターネット上の所在地を中国以外に設定できる“機能のこと。
例えば、VPNで日本のサーバーに接続すると、インターネット上の所在地は中国から日本に変わります。
すると、中国では使えないLINEやGoogle、YouTubeなどのサービスにも利用できるようになるのです。
中国への渡航・滞在予定がある方は、ぜひVPNを利用してみてください。
中国でのVPNについて
VPNは違法性っぽく思えますがそれは誤解で、実際は世界的に合法で利用されているサービスなんです。
とはいえ、国や地域によっては国内での使用を制限しているところもあります。
その代表的な例が中国なんですね…。政策でネット検閲を行っているのだから当然と言えば当然ですね。
しかし、ご安心ください!中国はVPNの利用を全面的に禁止しているわけではありません。
規制されているVPNも存在しますが、認可を得たVPNであれば、使用することも可能です。
この次の章にて、中国でも利用できるVPNについて解説します。気になる方は読み進めてくださいね!
今から中国で使えるVPNを紹介します!
中国でLINE使うなら4つのVPNがおすすめ
ではここで、「中国でLINEを使うのにおすすめVPN」を4つご紹介します。
アイコンクリックで公式サイト | 料金 | 対応国 | 同時接続数 | お試し期間 | 返金保証 | サポート言語 | ノーログポリシー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MillenVPN 解説 | 396円〜 ※最安値 | 72カ国〜 | 10台 | 日本語 | |||
NordVPN 解説 | 530円〜 ※最安値 | 111カ国〜 | 10台 | 英語 ※一部日本語 | |||
Surfshark 解説 | 308円〜 ※最安値 | 100カ国〜 | 無制限 | 英語 ※一部日本語 | |||
ExpressVPN 解説 | 1,300円〜 ※最安値 | 105カ国〜 | 8台 | 英語 ※一部日本語 |
ノーログポリシーとは、VPNを使用したユーザーのアクセス履歴などのオンラインプライバシーを保持しないと定めた規約のこと。
上記のサービスは、業界でも評価の高い信頼性のある有料VPNです。
また、全て高品質ですので安心して自身に合ったサービスを選んでくださいね!
記事執筆時点の各サービス公式サイトに記載の価格を掲載していますが、時期や為替の影響で変動する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
MillenVPN
1番おすすめプラン | |
---|---|
ワンタイムプラン | サブスクプラン |
15日間:1,078円 30日間:1,738円 | 7日間:638円1年:594円/月 | 2年:396円/月
迷ったら「MillenVPN」を選んでおけば間違いありません。
日本国内製のVPNであり、サポートや表記が日本語に完全対応しているため、安心感は抜群!
他のVPNでは英語表記がほとんどですが、MillenVPNではそういったことがないので日本人にとっては使いやすいサービスと言えます。
プラン内容は「7日間〜30日間のワンタイムプラン」と「年間契約のサブスクプラン」の2つ。
非常にシンプルでわかりやすいですね。
なお、プランによる機能の優劣はなく、期間が異なるだけですので、ご自身の利用目的に合わせて選ぶことができます!
ただし、全額返金保証が付帯するのは「サブスクプラン」のみとなっていますので、ご注意ください!
サーバー設置数 | 1,300〜 |
---|---|
対応国数 | 72カ国〜 |
同時接続可能数 | 10 |
お試し期間 | なし |
返金保証 | 条件 公式サイトからの申し込み 年単位のサブスクプランのみ適用 初回登録者限定 | 30日間返金保証
サポート言語 | 日本語 |
運営企業 | アズポケット株式会社 |
運営企業所在国 | 日本 |
\ 30日間返金保証あり /
NordVPN
プラン | ||
---|---|---|
2年プラン | 1年プラン | 1ヶ月プラン |
840円/月 プラスプラン 690円/月 ベーシックプラン 530円/月 | コンプリートプラン1,080円/月 プラスプラン 930円/月 ベーシックプラン 770円/月 | コンプリートプラン2,340円/月 プラスプラン 2,190/月 ベーシックプラン 2,030円/月 | コンプリートプラン
世界中へのサーバー設置数が6,000を超える業界大手のサービスが、「NordVPN」です。
111カ国のサーバーに対応しており、幅広く接続できるVPNとして高い人気を集めています。
機能性やセキュリティ性能は選択するプランにより異なり、自分の希望に合わせることが可能です。
ちなみに、ベーシックプランでは最低限の機能しか付かないため、私は「コンプリートプラン」か「プラスプラン」をおすすめしています!
NordVPNのグレード別性能を確認する
- 安全かつ高速なVPN
- 一度に10台のデバイスを保護
- マルウェア保護
- トラッカーと広告ブロック
- クロスプラットフォーム対応のパスワード管理
- 情報漏洩スキャナー
- 1TBの暗号化されたクラウドストレージ
サーバー設置数 | 6,424〜 |
---|---|
対応国数 | 111カ国〜 |
同時接続可能数 | 10 |
お試し期間 | なし |
返金保証 | 条件 公式サイトからの申し込み 初回登録者限定 | 30日間返金保証制度
サポート言語 | 英語 ※一部日本語 |
運営企業 | NordVPN S.A |
運営企業所在国 | パナマ |
\ 30日間返金保証あり /
Surfshark
プラン | ||
---|---|---|
24ヶ月 | 12ヶ月 | 1ヶ月 |
約628円/月 Surfshark one 約388円/月 Surfshark Starter 約308円/月 | Surfshark one+約738円/月 Surfshark one 約448円/月 Surfshark Starter 約388円/月 | Surfshark one+約2,678円/月 Surfshark one 約2,378円/月 Surfshark Starter 約2,308円/月 | Surfshark one+
通信速度が速いことからユーザーから高い評価を得ているのが「Surfshark」です。
デバイスを無制限に接続できる点が特徴であり、家族や企業など、多人数での利用に適しています。
現在も成長を続けており、機能性が充実していながら価格が安いので、初めてVPNを使う人からも人気のVPNです。
年単位のプランを選べば、3カ月分が無料で契約期間が延長される特典もあるので、長期利用を考えている方には特におすすめします!
機能性は選択するプランのグレードにより異なるので、自分に合うプランを選ぶようにしましょう。
Surfsharkのグレード別性能を比較する
- 安全なVPN
- 広告ブロッカー
- Cookie pop-up blocker
- 個人情報ジェネレーター
- マスクメールジェネレーター
- リアルタイムでのメールによる情報漏えいのお知らせ
- クレジットカードやIDの漏えいをリアルタイムで警告する
- 個人情報保護に関する報告書
- プライベート検索ツール
- 24時間年中無休対応のウイルス対策
- Webカメラの保護
- Antivirus、スパイウェア対策、マルウェア対策
- 企業データベースからデータを削除する
- 人物検索サイトからのデータ削除
サーバー設置数 | 3,200〜 |
---|---|
対応国数 | 100カ国〜 |
同時接続可能数 | 無制限 |
お試し期間 | 7日間 条件 アプリでの申し込み |
返金保証 | 条件 公式サイトからの申し込み 初回登録者限定 | 30日間返金保証制度
サポート言語 | 英語 ※一部日本語 |
運営企業 | Surfshark B.V. |
運営企業所在国 | オランダ |
\ 30日間返金保証&無料で3ヶ月延長あり! /
ExpressVPN
プラン | |
---|---|
6ヶ月:9.99$(約1,600円) 12ヶ月:8.32$(約1,300円) | 1ヶ月:12.95$(約2,000円)
VPNの紹介で必ず出てくるのが「ExpressVPN」です。
機能性や対応国、通信速度など、全体的に高品質なサービスを提供しており、世界中にユーザーを抱えるVPNとして高い知名度を誇っていますね。
私が紹介するVPNの中では比較的高めの料金設定ですが、品質の高さを知れば納得できるでしょう。
ExpressVPNは公式サイトとアプリでの登録が可能で、それぞれ30日間返金保証と7日間のトライアルという2つの特典があります。
利用できるのは1つだけなので、実質的に無料期間が長い返金保証をおすすめします。
サーバー設置数 | 3,000〜 |
---|---|
対応国数 | 105カ国(160都市)〜 |
同時接続可能数 | 8 |
お試し期間 | 7日間 条件 アプリでの申し込み |
返金保証 | 条件 公式サイトからの申し込み 初回登録者限定 | 30日間返金保証制度
サポート言語 | 英語 ※一部日本語 |
運営企業 | Express VPN International Ltd |
運営企業所在国 | イギリス領ヴァージン諸島 |
\ 30日間返金保証あり /
自分に合ったVPNを選ぼう!
VPNの登録から中国でLINEを使うまでの手順
それでは、VPNを使って中国からLINEを使うまでの手順を解説していきます。
ここからの解説はVPNの登録から始めますが、登録の手順は各VPNにより異なります。
今回は、私がずっとおすすめしている「MillenVPN」を例にして解説していきますね。
MillenVPNへの登録から中国でLINEを使うまでの流れは以下の通りです。
- MillenVPN公式サイトから登録手続き
- 購入するプランを選択
- ユーザー名を入力
- 内容を確認
- お客様情報と支払い方法を設定
- 登録完了&メールの確認
- MillenVPNアプリを起動
- 香港サーバーに接続する
- LINEを使う
最短3分程度の作業で簡単に完了するので、この機会にぜひ登録しちゃいましょう!
ここからの解説例に取り上げる画像は、iPhoneの画面となります。
それぞれのデバイスで若干の画面表示が異なる場合がありますが、基本的には同じです。
上記のボタンからMillenVPN公式サイトにアクセスして手続きを始めていきます。
アクセス後、画面右下の「お申し込み」から手続きに進みます。
申し込み画面に移行後、プランを選択ましょう。
MillenVPNの返金保証は年単位のプラン購入者のみに適用されます。
そのため、ここでは「サブスクプラン」を選んでおくのが良いでしょう。
※サブスクプランの期間を決めるのは次のページです。
ここでサブスクプランの契約期間の選択を忘れないでくださいね。
次に、ユーザー名を決定しましょう。
ここで設定したユーザー名は、後でアプリにログインする際に必要となります。
すべて完了後、間違いがないか確認し、「続ける」を押して次のステップへと進みます。
購入するプランの再確認を行います。
ここで注意!
クーポンをお持ちの方は、このページで入力が必要です。
上記の画像の赤枠の部分に入力し、必ず「適用」ボタンを押してください。
クーポンをお持ちでない方は、購入プランの確認ができたら、「詳細情報の入力」で次に進みましょう。
- 性
- 名
- メールアドレス
- Japan
- パスワード
- パスワード再入力
自身の情報を入力していきましょう。
続いて、支払い方法の選択です。
支払い方法は以下の3種類から選んで各情報を入力していきます。
- クレジットカード
- 銀行振込
- PayPal
次に、メルマガの登録の有無を決めましょう。
ちなみに、これを「はい」にするとMillenVPNからキャンペーンのメールが届くようになります。
最後に、利用規約に同意したら、「注文完了」を押してプランを購入します。
これで購入までの手順は完了ですので、入力した情報に誤りがないか、もう一度確認しておきましょう。
登録の完了後、自分で設定したメールアドレスにMillenVPNから以下のような数件のメールが届きます。
- ご登録完了のお知らせ
- ご請求金額のお知らせ
- お申し込み受付完了のお知らせ
- ご入金の確認
- MillenVPNへようこそ
上記の中の「MillenVPNへようこそ」というタイトルのメールを開きます。
メールを開いたら、本文にある【MillenVPN アプリの始め方】の下に記載されているURLにアクセスします。
このページでは、各OSに合わせたアプリのダウンロードが可能です。
ダウンロード完了後、MillenVPNアプリを起動しましょう。
アプリのログインに必要な「ユーザー名」と「パスワード」は前のステップで開いた【MillenVPNへようこそ】のメール本文に記載されています。
このユーザー名とパスワードを入力して、アプリにログインしてください。
MillenVPNアプリでは、ユーザー名とパスワードを入力後、「ログイン」ボタンを押した際に反応が少し遅れますが、これはエラーではないので少し待つようにしてください。
アプリを起動すると、すぐに接続するサーバーの選択画面に入ります。
ここでLINEが使える国のサーバーに接続を行います。
シンプルに日本を選択していれば問題はありません。
前のステップで、日本サーバーに接続できたらあとはLINEを起動して利用するだけです!
日本のサーバーに接続しているので、他にも様々な日本のコンテンツをお楽しみいただけます。
手順自体は簡単だけど入力ミスには注意ですよ!
中国でLINEを使うためにVPNを接続する注意点
ここで、中国でLINEを安全に使うために注意しておくポイントをご紹介します。
非常に重要なポイントです。必ずチェックしておいてくださいね。
無料版VPNの使用は控える
私がこの記事で紹介しているVPNは特にVPN初心者の方にはぜひ利用していただきたいサービスです。
ただ実は、VPNには有料版だけでなく、無料のサービスも提供されています。
当然、同じVPNであれば無料を使う方が出費がなくていいのでは、と思いますよね。
しかし、私は無料版VPNの利用はおすすめしません。
その理由は機能やセキュリティが有料版に比べて非常に劣るからです。
こちらは、有料版と無料版の性能を比較した表となります。
機能 | 有料版 | 無料版 |
---|---|---|
価格 | 必要 | 必要なし |
通信速度 | 速い | 遅い |
通信制限 | 制限なし | 制限あり |
セキュリティ | 強固 | 脆弱 |
サーバー設置数 | 多い | 少ない |
対応国数 | 多い | 少ない |
ご覧の通り、明らかに有料版より無料版の機能性の方が劣るんです。
そもそも、無料のVPNは中国では使用を許可されていないものが多く、ネット検閲に引っかかる可能性があります。
また、セキュリティを高めるどころか、信頼性の低い無料VPNを利用すると、個人情報を抜き取られてしまう恐れもあります。
なお、海外では無料VPNに関連するこれらの問題が実際に発生しています。
トラブルに巻き込まれてからでは遅いので、VPNを使うなら有料版を選んでおきましょう!
規制強化で使えなくなる場合がある
中国では認められたVPNであれば、使用することが可能である、とこの記事で解説しましたよね。
しかし、中国の情報統制が厳しい事実は変わりません。
そのため、国の法律でVPNの利用が禁止になった場合は、国外からの訪問者も法に従う必要があるので理解しておきましょう。
ちなみに、中国以外でVPNの利用を禁止している国は、以下の通りです。
中国 | 一部規制 |
---|---|
ロシア | 原則禁止 |
トルコ | 一部規制 |
UAE | 一部規制 |
ベラルーシ | 禁止 |
エジプト | 一部規制 |
シリア | 一部規制 |
ウガンダ | 一部規制 |
北朝鮮 | 禁止 |
トルクメニスタン | 禁止 |
イラク | 禁止 |
イラン | 一部規制 |
オマーン | 禁止 |
上記は私が調べた範囲内の国々ですので、実際にはもっと多い可能性もあります。
この記事では中国でのVPN利用について解説しますが、他の国へ渡航する機会がある場合は、必ずその国のVPNに対する法律を確認しましょう。
気をつけないと罰則の可能性も…。
VPNは中国でLINEを使う以外の目的にも使える
VPNのメリットは、中国でLINEが使えるようになるだけではありません。
他にもたくさんのメリットが存在するのです。
ここでは、その中でも私が皆さんにお伝えしたいVPNのメリットをご紹介しますね!
気になる項目はありましたか?それでは解説に進みます。
Netflixでジブリが見れる
ぜひとも知ってもらいたいポイントなを紹介します。
実は日本が世界に誇る名作「ジブリ作品」は、Netflixで配信されているんです。
しかし、日本に住んでいるNetflix登録者は、コンテンツ一覧で見たことがないでしょう。
それもそのはず。「日本・カナダ」の2カ国では、ジブリ作品が配信されていないんです。
であるならば、行うことは1つ。Netflixでジブリが配信されている国のサーバーにVPN接続するのです。
そして、Netflixにアクセスしてみるとこの通り。
Netflixでジブリが見れるようになりました。
ちなみに、上記の画像はイギリス版に接続してNetflixにアクセスした時のものです。
音声は日本語ですが、字幕では英語字幕がつけられるので、英語の勉強などにも有効ではないでしょうか。
この記事で解説した登録方法で見れるようになりますので、ぜひ試してみてくださいね!
海外版Netflixでジブリを見る方法についてもまとめていますので、詳細を知りたい方はどうぞ!
フリーWi-Fiに安全に接続可能
そもそもVPNの最大の特徴は、接続することでインターネット上でのセキュリティを高めること。
セキュリティを強化することで可能になるのがズバリ、フリーWi-Fiへの安全な接続です!
海外に渡航する際にスマホでデータ通信するのに、フリーWi-Fiは欠かせないサービスですよね。
しかし、無料版VPNと同様に、無料であるがゆえにフリーWi-Fiを通した不正アクセスや個人情報の漏えいが気になります。
そこで、強固なセキュリティを確保できるVPNを使うことで、フリーWi-Fiを使用することができるのです。
なぜVPNはセキュリティを強化できるのか。それは以下の3つの機能がVPNにはあるからなんです。
- トンネリング
-
不特定多数の人が利用するインターネット回線に、「自分だけ」が通れる専用回線を作る。
これにより、第三者からの不正アクセスや情報漏えいなどを防ぐことができる。
- カプセル化
-
インターネット接続時にカプセルのように情報を包み、保護する。
カプセル化状態で専用回線を通過するため、トンネリングと組み合わせて二重にセキュリティを強化する。
- 暗号化
-
データ情報を解読が困難な暗号に変換する機能。
仮にセキュリティを突破されても、暗号化されることで情報漏えいを防ぐことができる。
これらの機能を用いれば、フリーWi-Fiへの接続だけでなく、海外のサイトにアクセスする時などでも安心して閲覧することができます。
近年はデジタル犯罪の増加も問題になっていますからね。
よくインターネットを使う方はこの機会にVPNの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
海外から日本のサービスに接続できる
3つ目は、海外から日本のサービスに接続できるという部分!
これは、この記事で解説している中国でLINEを使う方法と同様のカテゴリーです。
例えば、旅行や出張、留学などで海外に滞在している時に、「TVer」や「Abema」などの、日本限定のサービスにはアクセスができません。
しかし、VPNでサーバーを日本に設定することでIPアドレスが書き換えられ、ジオブロックを回避してくれます。
世界中の各サイトはIPアドレスでユーザーの所在地を認識し、地域によってはサイトへのアクセスを禁止、または制限することがある。この地域や場所による制限を「ジオブロック」と呼ぶ。
その結果、海外からでも日本のサービスに接続することが可能になります。
ぜひ海外に渡航する機会がある時は、VPNを使って日本のドラマの見逃し配信や過去の名作、各サービスの限定コンテンツなどを楽しんでみてください!
ぜひ使ってみてね!
まとめ
VPNには、インターネットのセキュリティを高めつつ、中国から他国のサーバーに接続できる機能があります。
そのため、情報統制の厳しい中国でLINEを使うならVPNの利用がおすすめです。
ただし、VPNの選択は慎重に行うようにしましょう。
MillenVPNやNordVPNなどの信頼できるVPNであれば、問題なく快適にLINEやGoogleサービスなどの中国ではアクセスできないサービスを使うことができますよ!
また、他にも海外版Netflixでジブリを視聴できたり、海外から日本限定サービスのTVerやABEMAにアクセスすることが可能です。
この機会にあなたもVPNに登録してみましょう!
ちなみに、当サイトでは、「MillenVPN」を最もおすすめしています。
ぜひ、公式サイトをチェックしてみてくださいねー!
アイコンクリックで公式サイト | 料金 | 対応国 | 同時接続数 | お試し期間 | 返金保証 | サポート言語 | ノーログポリシー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MillenVPN 解説 | 396円〜 ※最安値 | 72カ国〜 | 10台 | 日本語 | |||
NordVPN 解説 | 530円〜 ※最安値 | 111カ国〜 | 10台 | 英語 ※一部日本語 | |||
Surfshark 解説 | 308円〜 ※最安値 | 100カ国〜 | 無制限 | 英語 ※一部日本語 | |||
ExpressVPN 解説 | 1,300円〜 ※最安値 | 105カ国〜 | 8台 | 英語 ※一部日本語 |
それでは次の機会に!バイバイ!